音楽や舞台、話題になった人などの本を集めました。
荒事の開祖にして、最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。信仰に近い人気を得て、今なお愛される名演目と斬新な演出を生み出した不世出の天才。謎多き初代市川團十郎の生涯を、元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。
行き場をなくした女たちが集う浅草の置屋の前に、赤ん坊が捨てられていた。お雪と名付けられた赤ん坊は、明治から大正へ、浅草の賑わいとともに成長した。楽しみは芝居小屋に通うこと-。圧倒的祝祭に満ちた物語。
宝塚歌劇団のスターの隣には、クセの強いおじさん役で唯一無二の存在感を発揮したバイプレイヤー「たそ」の姿があった…。音楽学校入学から宝塚歌劇団卒業まで15年の月日をコミカルに描く。
山でも庭でも部屋の中でも…うたっておどりたくなる絵本を集めました。
おじいさんのいえのにわにくらしているにわとりは、うたがじまんで、うぬぼれや。にんきもののきれいなバラと、まいにちおおげんかをしています。そんなあるひ、にわにやってきたおじいさんが、テーブルにかざろうとバラのくきをきって、いえにつれていきました。バラがいなくなってしずかになったにわで、にわとりはうたおうとしますが…。
つきがのぼった!まつのきで、ふくろうがめをさます。ねこがでてきて、にわをぐるっとまわって、きどからでていく。ひんやりしたよるのかげが、いえのまわりにあつまっている。にわにでてきたこどもたちは、みんなはだしでおどりだす。くさをふんで、なんどもなんども。かぜもいっしょに、おいかけっこだ!
むかし朝鮮のある山に、とらがいっぱい住んでいた。その中に、おどりの好きなとらがいて、村から笛やチャング(長だいこ)の音が聞こえてくると、もうじっとしていられない。ある日、とらの住みかに一人の少年がやってきて…。