展示紹介

11月 時事展示『夫婦の形』

家族のあり方についてさまざまな考え方がある中で、夫婦や家族は多様性の時代を迎えています。
多様化する夫婦関係の形、事実婚や夫婦別姓など気になる「夫婦」についての本をあつめました。
夫婦の数だけ生き方がある~多様性を認める時代へ~

 

「小さいおうち」  中島 京子/著  文藝春秋
赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々。ノートに隠されたひそやかな恋愛事件。60年以上の時を超えて、語られなかった想いがよみがえる-。懐かしくて苦い記憶の物語。『別册文藝春秋』連載を単行本化。
「犬も食わない 上沼さんちの夫婦げんか事件簿」 上沼 恵美子/著 上沼 真平/著  学研パブリッシング    
初めてのけんか、嫁姑、子育て、浮気、海外旅行、夫の多趣味…。こうしてけんかになり、こうして乗り越えた! 結婚生活34年になる上沼恵美子と上沼真平の夫婦げんかヒストリー。
「選択的夫婦別姓 これからの結婚のために考える、名前の問題」  寺原 真希子/著 三浦 徹也/著  岩波書店
国連の女性差別撤廃委員会から、選択的夫婦別姓制度導入の勧告を受けている日本。選択的夫婦別姓問題の概要や歴史を説明し、選択的夫婦別姓訴訟の概要を紹介する。

 

 

11月・12月 作家展示 「長野 まゆみ」

書庫にある本が登場します。

 

「ユーモレスク」  長野 まゆみ/著   マガジンハウス
不在の人の記憶が紡ぎ出す、切ない物語-。弟は、隣家から聞こえてくるユーモレスクが好きだった。六年前に行方不明になった弟・真哉。鏡合わせに一棟を分けた隣家は、それ以来「近くて遠い」場所となった…。
「野川」  長野 まゆみ/著   河出書房新社
野川の近くで、父との2人暮らしをはじめた音和は、新しい中学校で新聞部に入り、伝書鳩を育てる仲間たちと出逢う。そこで変わり者の教師の言葉に刺激され、鳥の目で見た世界を意識するようになり…。
「兄と弟、あるいは書物と燃える石」  長野 まゆみ/著  大和書房
その家とその本は、何を隠しているのか? 猫の住む家に集う人々とカルト的人気の小説を取り巻く甘美な罠。二重写しの出来事が複雑なモザイク画のように描きだす、謎に満ちた物語。
 

 

▼展示中の資料一覧